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-4th style EB Edition-
[雑記] 突発的同人ゲーム紹介コーナー
 ご無沙汰しておりました。何やっていたかというと、パポタをずーっとやっておりました。おかげで感想も東京たびにっきもさっぱりできてねーや! AHAHAHAHA!

 最近はM3で燃え尽きた感のある同人音楽趣味は一時休憩タイムに入り、その代わりに同人ゲームにハマりつつあります。「ディアボロの大冒険」を皮切りに「ルセッティア」「洞窟物語」「魔王のアクジ」「冒険野郎」「ばとね!!」「おばけの行進曲」「パポタ」といろいろ楽しく遊ばせてもらっています。まあ、これらと平行して、ここには書けないようなえっちぃのもあれこれ遊んでおりますが(笑)。こういうのは安上がりで満足できて良いですね! フリーソフトなら無料、有料ソフトでもせいぜい二千円前後という世界ですから。それでいて下手な商業ソフトよりよっぽど手応えのあるゲームも少なくないですし。せっかくなので、簡単な紹介&感想でも書いてみようと思います。


ディアボロの大冒険 / kmq SOFT(配布終了)
 言わずと知れたジャンプ漫画の名作「ジョジョの奇妙な冒険」で不思議のダンジョンをやらかしてしまったゲーム。とにかく製作陣の尋常じゃない作りこみが圧巻。たとえばアイテムとして「ジョジョ」のコミックスが登場するのですが、これらは100冊近くを一冊一冊違うドットを打って区別してあったり、「第○部の××なら第△部の□□に勝てるだろう」といったシミュレーションを片っ端から実装していたり(例:ホルス神を装備していればグレイトフル・デッドの能力が効かない)するんですよ! もちろん各種の名ゼリフは網羅されています。ジョジョファンならたまらない一品でしょう。

 ゲームとしては、いわゆる不思議のダンジョンですから決して簡単ではありませんが、しかしそこまで難しくもなく、何度やっても楽しめるという絶妙のバランスを維持しています。コミックス集めをはじめとしたやりこみ要素も充実しており、飽きずに末永く楽しめるつくりになっています。しかし欠点(?)を挙げるとすると、全てのスタンド名がそらで言えるくらいの重度のジョジョファンでないと少々ついていけない点や、すでに配布が終了しているという点があるでしょうか。特に後者は致命的ですね……(笑)。


ルセッティア アイテム屋さんのはじめ方 / EasyGameStation
 アクションパート付き店経営シミュレーションゲーム。親の借金のカタに無理矢理小売店を経営することになったルセットという少女を操作して、ちょっと引くような額の借金を期限までに無事完済し、店を大きくする・数百種類のアイテムを集めきることが目的のゲームです。基本はギルドで安く仕入れた商品を客一人一人との直接交渉で販売するパートがメインになりますが、冒険者を雇い、ダンジョンに潜って自ら仕入れに行くアクションパートもあります(後半は完全にこちらがメイン)。やったことがないので伝聞になりますが、「アトリエゲー」の一種だと言えば近いでしょうか。かなり細部まで作り込まれた秀作で、アイテム一個一個のドットが違うのはもちろん、システムやインターフェイスも商業ソフトと見まごうばかりの完成度となっています。

 難易度的には、最初だけは苦労しますが、一度コツを掴んでしまえばあとはサクサク進める親切設計。ゲームオーバーになっても入手したアイテムは持ち越せるので、数回やれば誰でも必ず借金返済は達成できるでしょう。しかしそこからがこのゲームの本番、どんどん長く深く難しくなっていくダンジョンと、数百時間プレイしても全く出てくる気配のないレアアイテムを追い求める苦難の日々の始まりです(笑)。私もすでに240時間ほど遊んでいますが、未だにアイテムコンプには程遠い状況です……。まあ、通り一遍遊ぶだけならお手軽で楽しいゲームですが、完全クリアを目指した途端に半端ないマゾゲーになるので、そのあたりの覚悟は必要かもしれません(笑)。「L・O・F」がトラウマになりそうだよう……。

 ちなみにフリーではなく有料のゲームですが、最初の一週間分は遊べる体験版が公開されていますので、興味をもった方はそちらからどうぞ。全編3D描画のフルポリゴンなので結構スペック食います。


洞窟物語 / 開発室Pixel
 昔なつかしのFC風グラフィック&サウンドによる2Dアクションゲーム。有名なゲームではメトロイドに近い遊び心地でしょうか。主人公は謎の洞窟で目を覚ました記憶喪失の人間型ロボット。自分が誰で、ここがどこで、今何が起こっているのか。これらの謎を解き明かしながら、様々なマップを行き来し、コミカルなキャラによるシリアスなストーリー(分岐あり)を進行させてゆきます。

 完全なメトロイド型2Dアクションゲームで、それなりの難しさはありますが、操作が非常に快適なので、慣れたら誰でも楽しく遊べます。また、やりこみ要素が充実しており、本編の縛り攻略やエキストラステージのタイムアタックなど、シンプルながらも長く遊べるシステムとなっているのも重要なところです。また、見た目はどう見ても初代FC時代のゲームそのものですが、それが逆に良い味になっているのもポイント。特に音楽が良いんだ……。まあ、私があーだこーだ言うより、詳しくはこちらの熱い解説ページを読んでもらった方が早いかと。

 最後に一言。姉御肌ヒロイン・カーリーブレイスをおんぶしながら二人で戦うというエクストラステージのシチュエーションは最高だと言わざるを得ません!(笑) 崩れ落ちる瓦礫、際限なく押し寄せる敵、変身に変身を繰り返して襲ってくる巨大な隠しボス! これらを二人で潜り抜け、二人で戦い、二人で倒す! 前から来る敵はオレに任せろ、だが背中はお前に任せたぞ!ですよ! きゃああああ! そしてラピュタを彷彿とさせる甘々(?)の真エンディング! くぅ~~~っ、オラドキドキがとまんねえぞ!


魔王のアクジ / buster's home
 こちらも2D視点のシンプルなアクションゲーム。主人公は数々の能力を封印され非力になった魔王アクジ。最初はジャンプくらいしかできないほど弱っていますが、迷宮を彷徨って封印を開放し、かつての力を取り戻して迷宮を脱出するのが目的です。こちらはストーリーがどうこうというよりも、謎解き的な部分が重視されているでしょうか。封印を解くごとにできる行動・行ける場所が増えてゆくので、それを駆使して先に進んでゆくことになります。似ているゲームは……カービィとか……かな? システムというより雰囲気が。

 同じ2Dアクションですが、先の「洞窟物語」と比べて、あらゆる意味でライトになっているという印象が強いゲームです。キャラデザインも愛らしくなっていますし、一周にかかるプレイ時間も短く、隠し要素もそこまで多くはありません。もちろんタイムアタックは可能なので、やり込みは十分に可能ですが、それにも限界はあります。とっつきやすさと引き換えにずっしりくる深みを手放したようなゲームなので、初心者向けで気軽に遊ぶ分には最適ですが、玄人が深くやり込んでいくのには向かないかもしれません。


冒険野郎 / ヒコシマブレイク
 トップビュー形式のアクションRPG。間違って伝説の悪魔の封印を解いてしまった冒険家の主人公コンビが、再び悪魔を封印するために謎の遺跡に潜っていく、というストーリー。主人公のブレンはチャクラムの使い手で、それを攻防に活用してダンジョンの深みを目指します。雰囲気はSFCの「ゼルダ」で剣なし・主力武器がブーメラン、みたいなものを想像していただければ(笑)。まあ、ただのブーメランではなく、いろいろ改造されてる万能ブーメランですが。魔法もあるよ!

 今「ゼルダ」の名前を出したのでおわかりかと思いますが、割と謎解き要素もあります。特に中盤以降は謎か敵かエリアそのもののシステムのいずれかがやたらと大変で、一筋縄ではいかない仕様です。しかし時間さえかければチャクラムの攻撃力は延々と上げることができるので、アクションが苦手な方でもじっくりやればいつかクリアはできるでしょう。しかしプロの方々にとっては、短時間クリアを目指したとしても、少々ヌルい難易度でしょうね。それに良くも悪くもやること・すべきことがはっきり決まっているゲームなので、それほど多彩なプレイスタイルを選べないという点ではやや単調と言えるかもしれません。

 余談ですが、あのエンディングはいまいち納得が行きません。え、事情はわかったけど処遇はあれで良いの? 藤田漫画ならどんな事情があったとしても、味方化してどんなに大活躍したキャラでも、「一度人殺しになったキャラは最後まで生き残れない」んだよ? とか考えてしまいました(笑)。もし私が「彼ら」なら化けて出てます。納得がいか~~ん!!


ばとね!! ~ばとるねこみみさん~Plus / きのもの!
 RPGツクールをベースに、改造に改造を重ねまくって独自のインターフェイスを作り上げたねこみみコスプレRPG。突如空から降ってきた正体不明のねこみみ娘・リミュレと、彼女をうっかりガニマタキャッチしてしまったがゆえに彼女のマスターになった女子高生・かれん。二人は異次元から突如出現し、街を征服してしまった謎のモンスター軍団を叩き潰して追い出すことにしたのだ! というストーリーの、ゆるゆるな空気のコメディ風RPGです。とにかく大量の自作素材を投入し、完全に独自の空気を作り上げてしまっているのが最大の特徴。強いて言うなら「あずまんが」のノリに近いか。どんなにシリアスな展開でも常にコメディチックな空気と妙なテンションの高さを維持する独特の雰囲気をもった作品です。

 難しさで言うと、鍛えればリミュレはどんどん強くなっていくし、慎重に進めばゲームオーバーになることもまずないので難易度も低め。コメディ調の作風と相まって、子供でもすぐに遊べる愉快なゲームとなっています。しかし本当に特筆すべきはゲームの内容云々というより全編から溢れ出てくる作者の趣味ですね(笑)。あまり意味もなくねこみみ、さして意味もなくコスプレ、そんなに意味もなく女子高生たくさん、そしてほとんど意味もなくメイドさん尽くし。ライトな描き方なのでとっつきやすくはなっていますが、気付くとむせかえるほどの趣味全開っぷりです。そしてコミカルな空気や匂い立つ趣味臭にそぐわないほど時折異様にシリアスになる展開! 初めてクリアした時は、エンディングの怒涛の展開に思わずぽかんとなってしまいました……。まとめると、いろんな意味で非常にインパクトの強いゲームなので、一度やったらしばらく忘れられないかもしれません。

 ちなみにこのゲームは続編として「こちるだ」という4コマ漫画がweb上で掲載されています。こっちも相当に(趣味が)濃い内容ですが、中盤までは「ばとね」とほぼ無関係に進むので、まずこちらで味見をしてみるのが良いと思います。ただし間違ってもゲームクリア前に「お泊ラー編」以降は見ないように! 見るならおまけシナリオまできっちりクリアしてからね!



おばけの行進曲 / sam113's home
 「洞窟物語」「魔王のアクジ」と同じく、こちらも2Dアクションゲーム。これは見た目はマリオで中身はカービィといった具合です。おばけの国の皇帝・おばけパパの人間界侵略を阻止するため、追放された王子・おばけキッドが父のいる城を目指す! という内容のストーリーです。まあシンプルな面クリア型のアクションなので、ストーリーどうこうはあまり関係ないのですが。

 このゲームの最も特徴的なシステムは「憑依」。フィールドを歩いている敵に覆いかぶさることで、その体を乗っ取ってしまうのです。もちろん乗っ取った敵の特殊能力は使い放題。これを駆使し、自力では到達できない場所や倒せない敵を乗り越えてステージをクリアすることになります。カービィの捕食吸収システムをさらにストイックにしたものと考えれば間違いないでしょう。「敵だった時は強かったのに味方になったら弱い」といったことがなく、本当に敵の能力以上のことがそのまま使えるため、そういう意味でちょっと感動してしまいました(笑)。

 私はまだクリアできていないので、大局的な感想はここでは省略。ホイホイ残機が増えていく分だけステージ構成は難しく、死んで覚える「死にゲー」的な一面が強調されているような気がします。しかし誰に憑依するかによって難易度も大きく変わってくるため、初心者から上級者まで幅広く遊べるのは大きな利点です。メダル集めなどのやり込み要素もありますし。まあ、まだ攻略途中の私が言っても説得力ないか(笑)。


パポタ 空飛ぶ魔導店 / 絶対絶滅電磁ビーム
 フィールドを駆け巡って素材を集め、店に来る依頼をこなす3Dフルポリゴンアクションゲーム。「ルセッティア」と違い、こちらは店売りパートはほとんどなく、完全にアクションが中心です。現時点でベータ版のみの公開なのでシステム的にはまだまだ未完成ですが、今の段階でも十分に遊べる出来になっています。これといったストーリーやエンディングはなく、プレイヤーは見習い少女ティルとなって、空飛ぶ店パポタでいろいろな地域を飛び回り、各地のモンスターを倒して素材集めに精を出す、というのがゲームの一連の流れになります。

 フリーとしてはびっくりするくらいの3Dの作り込み、アクションの操作性がこのゲームの最大の売り。一昔前の商業3Dアクションゲームに匹敵するクオリティのマップ、平易で爽快なアクション。基本的な部分が非常にしっかりしており、とりあえずフィールドに出て敵を倒しまくっているだけでも楽しく遊べてしまうのだから素晴らしいとしか言いようがありません。しかし土台の完成度の高さゆえに、イベントやマップの少なさ、細かい調整の不徹底、無意味なアイテムの多さ、チュートリアルの不親切さなど発展途上な部分が大きく目立ち、現段階では「いろいろと惜しいゲーム」の域を抜けきれていません(まだ未完成なので当たり前ですが)。今後の更新次第でどのようにも化けるので、先が楽しみな作品です。クリスマスまでには正式版として次のバージョンアップを行う予定だそうなので、まずはそれを心待ちにしたいと思います。


 今まで遊んだのはこんなところでしょうか。まだまだ未体験のゲームも山ほどあるので、そちらも気が向けば順次手をつけていくつもりです。嘘みたいですが、今回挙げたのは「ルセッティア」以外全て無料のフリーソフトなんですよ……。くひひ、今年の年末年始は一銭も使わずに遊び倒してみせる! (その前にやることやろうね)




 あ、それはそうと、藤木先生ついに新連載ですってよ奥さん! もー!
by hpsuke | 2008-12-15 13:06 | 雑記
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