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[雑記] 乙一先生の小説は創作熱を必要以上に刺激するから困る
 明日も普通に仕事だってのに、ついこんな時間まで「ジョジョの奇妙な冒険」第四部ノベライズを読んでしまいました。感想はまた後で書きますが、一言で言うなら「面白かった」です。ノベライズとはいってもジョジョ半分オリジナル半分といったテイストなので、あんまり濃いのを期待してる人は肩透かしを食らうと思いますけど(そんな人いるのかわかりませんが)。つーかもう寝なきゃ……。うん、ご馳走様でした。
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by hpsuke | 2007-11-30 03:57 | 雑記
[雑記] 小物小説 051 残香
 私がまだ中学生だった頃の話だ。


 夜の学校に忍び込むのはそれが初めてだったので、あらかじめ鍵を外しておいた窓を音を立てないようにそっと開けた時は、まるで心臓が飛び出さんばかりだった。窓の下で脱いだ靴を抱え、靴下で廊下に着地しながら、目だけはまるで怯える子猫のように落ち着きなく左右を気にかけていた。

 漫画を読んでも映画を観ても本を読んでも、夜の学校は恐ろしく、神秘的な場所として描かれていた。ならば実際にはどうなのだろうと確かめたくなったのだ。異世界ともあの世とも違って、夜の学校はどこにでもあり、私のすぐ横にもあり、確かめるのは簡単だった。もっとも、毎日野球部で日が暮れるまで外にいる私が目立たずにもう一度校舎内に入るには、目の前に警備員室のある玄関口を避けなくてはならなかったのだが。

 首尾良く誰にも気付かれずに校内に潜入することに成功した私は、とりあえず近場の男子トイレに逃げ込み、それから今後の行動を考えることにした。夜の学校に入ることだけが目的で、その先は何も考えていなかった。生物室、職員室、音樂室、行きたい場所はいろいろあったが、私はひとまず自分の教室を目指すことにした。たまらなくワクワクして、これだけで私は今回の冒険を心から満足していた。

 が、教室に近付いた時、私は異変に気付いた。他の教室の扉は全て閉ざされていたのに、自分の教室の扉だけが少し開いていたのだ。しかし明かりはついていない。私はちょっとしたスパイのような気分で、音を立てないようにそっと扉に近付き、隙間から真っ暗な教室を覗いた。

 窓の外の照明が真横から青白い光を投げかける教室の中、中央付近の机に座っている誰かのシルエットが見えた。私は驚いてその場に尻餅をついてしまったが、そのシルエットがどうしても気になって、もう一度だけ、恐る恐る中の様子を伺ってみた。確かに誰かが座っている。髪の長さからいって女性のようだ。背丈は自分とさして変わらない。影は机に頭を乗せるようにもたれかかり、身動きひとつしない。やがて暗闇に目が慣れてくるにつれ、彼女の正体がわかってきた。彼女は私と同じクラスのある少女だった。

 彼女は数ヶ月前に都会から転校してきたばかりで、いつも少し沈みがちな眼をした、長く綺麗な黒髪の少女だった。成績は優秀でひどく大人しい子だったが、女子の中ではいつも仲間外れにされていた。他のクラスメイトの女子が、彼女の何を気に入らなかったのかは未だにわからない。田舎の子供は相手が都会生まれというだけで何らかの劣等感を抱くことが多かったから、そのせいだったのかもしれない。

 彼女はいつも一人ぼっちで、授業中も休み時間も、昼休みも放課後もずっと単独行動を続けていたように思う。彼女が誰かと親しげに喋っているところを見たことがなかった。その代わり彼女の弾くピアノの音は野球部の練習中いつも聞こえていた。友達もなく、暇を持て余していた彼女は音楽教諭に鍵を借り、音樂室のピアノをよく弾いていた。耳を疑うほど上手な演奏というわけではなかったが、吹奏楽部もない小さな学校で、授業以外で聴くピアノの音はとても新鮮で、私などは毎日密かに楽しみにしていた。彼女の弾いていた曲の名前は今でもわからないが、旋律だけならまだ忘れていない。明るく、なのにどこか悲しげな旋律だった。

 その彼女が誰もいない夜の教室の中にいて、机に座ってじっとしているのだった。額を机に押し付け、瞳は静かに閉じている。その顔にはどことなく幸せそうな表情が浮かんでいた。

 そして私はその時、彼女が今座っている机が彼女の机ではないことに気付いた。彼女の座席は教室の隅だ。その机は昼間、私の親友の少年が座っている机だった。彼はさっきまで私と一緒に部活の練習に精を出し、一人で先に帰っていた。その彼の机に、彼女がじんわり幸せをかみしめるような顔で座っている。その意味に気付き、私は愕然とした。彼女からそんな素振りを感じたことは一度もなかったからだ。

 彼女は自分の気持ちを誰かに知られたくなかったのだろうか。それともただ勇気がなかっただけなのだろうか。自分の境遇が原因で彼に累が及ぶことを恐れたのかもしれない。理由はわからないが、普段押し殺して誰にも悟らせない感情を、彼女は誰もいない夜の教室でしか開放できなかったのだ。

 どれくらい経ったのかわからない。彼女がゆっくり目を開けるのを見て、私は慌てて扉の側を離れ、廊下の柱の陰に隠れた。微かな足音とともに、教室の扉が動く音がした。そして足音は私の反対方向に向けて次第に遠ざかっていった。

 きっとこれまでも同じことを続けてきたに違いない。ピアノの練習で遅くまで残って、誰もいない教室に忍び込み、彼の机でしばしの安らぎを得るのが孤独な彼女の日課だったのだろう。私は彼女の気配が消えたのを確認してから、慎重にドアを開けて教室に入った。暗い教室の中、さっきまで彼女が座っていた机に向かう。椅子にはまだ彼女の体温が残っていた。そして、何かとても甘い香りが微かに漂っているのを感じた。教室では嗅いだことのない匂いだったが、これは彼女の香水の匂いであることは疑いなかった。わざわざ香水をつけてから彼の机に座っていたのだ。私はもう一度息を吸い込んだ。甘く、そして切ない香りが胸一杯に膨らんで、なんだか締め付けられるような思いに駆られた気がした。


 あれから彼女はすぐに転校してしまった。最初からそういう事情だったらしい。その後の彼女を私は知らない。そして親友の彼はというと、あれからずいぶん経った今でも私とは親しい。しばらく前に可愛い嫁さんを貰い、今では二児の父として毎日楽しそうに暮らしている。酒の席では未だ独身の私に縁談をもちかけてくることもしばしばだ。そのたびに私は嫌がるのだが、鈍感な彼は頻繁に、誰か気になる相手はいるのか、いないなら誰か紹介してやろうかと繰り返し尋ねてくる。そこで私は、今度彼と一緒に酒を飲むことがあったら、中学時代、朝の机に甘く切ない微かな香りが残っていたことがないか、逆に尋ね返してやろうと思う。


(051 [机] 残香/終)
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by hpsuke | 2007-11-28 21:31 | 雑記
[漫画] 週刊少年ジャンプ2007年度第52号感想番外編・ジェネシスのススメ
 最近の感想はどうもまた嫌な文句癖が前面に出てきた気がするので、今回は自粛して番外編。「SKET DANCE」に出てきた新スポーツ「ジェネシス」でも解説したいと思います。間違っていたらごめんね。特に後半の長文解説は100%テキトーに書いてるので。


・基本

 交互にボールを投げ合い、「相手の体に当てる」か「飛んできた球を網でキャッチする」かで攻守のどちらかにポイントが入るゲームです。7ポイント(49点)で1ゲーム取得、2ゲーム取得で勝利となります。


・登場人物

 アタッカー:ボールを投げる人。攻撃側。
 ディフェンシスト:ボールを受ける人。防御側。
 審判:審判。いなくても良いが、滑舌が良くないと務まらない。


・道具

 モーニングスター:防御側が持つ網。これで球をキャッチしたりしなかったりする。持ち手側
            の先端にテイルと呼ばれる紐がついている。
 フリッパー:足ヒレ。プレイヤーの動きを大きく制限する。
 バレーボール:市販のバレーボール。
 ちなみにコートはドッヂボールのコート程度の大きさ(ドッヂコートで代用可)。


・流れ

 まず試合前の舞いを踊り、その後コイントス(フリップ オア フロップ)で攻守を決め、コートに分かれる。攻撃側はバレーボールを持ち、防御側は網を持つ。ここから試合開始。

 攻撃側がボールを投げ、相手の体にぶつけて落とすことができれば1ポイントを取得する。かわされたり外した場合は三回までなら大丈夫だが、四回連続で外すことは許されない。なので四回目は確実にボールを当てにいかなくてはならず、相手側にしてみればキャッチしやすいボールが来る可能性が高くなる。

 防御側は飛んできたボールに対し、かわすか網でキャッチするかの二択となる。かわした場合はポイントは入らないが、三回連続で避けられれば四回目はキャッチするチャンスとなる。網でキャッチした場合はポイントを取得できるが、網についているテイルが地面に着いていたら1ポイント、離れていたら2ポイントを取得できる。

 こうして互いにポイントを取り合い、先に7ポイント取得すれば1ゲーム取得、2ゲーム取得で勝利となる。基本ルールはこんなところ。ちなみにポイントは7点刻みでカウントする(1ポイント=7点)。


・用語

 <基本用語>
 ジェネシスト:ジェネシスのプレイヤーのこと。

 ウォークライダンス:ジェネシスの競技前に行う「試合前の舞い」。「ハーイハーイハーイハ
             ーイトントントントン」のリズム。

 フリップ オア フロップ:攻守及びコートを決めるコイントスのこと。片方が「フリップ オア フ
               ロップ」と言いながら投げたコインを手で押さえ、もう片方が「フリッ
               プ」か「フロップ」でコインの裏表を当てる。

 スローライフ:試合開始の掛け声。

 スローニンライフ:試合再開の掛け声。

 <試合中用語>
 ブレイク:アタッカーがボールをディフェンシストに当てること。成功すれば1ポイント取得。

 ギミアブレイク:2回連続でブレイクすること。

 ブレイクスルー:ボールを外すこと。点の増減はないが、連続では3回までしか許されな
           い。

 リードエアー:3回連続でボールを外してしまった状態のこと。

 ネッティング:ディフェンシストがアタッカーの投げたボールを網でキャッチすること。その時
         テイルが地面についていれば1ポイント、離れていれば2ポイント入手。

 ウェイクアップゾーン:「テイルが地面から離れるけど捕れそうなポイント」のことを指すと推
              測される。アタッカーはここにボールを投げ、ディフェンシストの捕球
              ミスを誘うのが有効。

 レディー・ゴー・ターン:???

 ノッキング:???

 <点数の数え方>
 1ポイント=7点で、7ポイント=49点まで存在する。「ななてん」「じゅうよんてん」と普通に読むわけではなく、ジェネシスオリジナルの呼び方がある。
 0点:ラブ
 7点:ラブン
 14点:ラブジェネレーション
 21点:マイジェネレーション
 28点:ジェネレーションギャップ
 35点:ジェネラルジェネレータージェネレーション
 42点:ジュネーブ

 <その他用語>
 ワンピース・フェアリーテイル:モーニングスター(網)のグリップとテイルを同系色で合わせ
                   るスタイルのこと。テイルはジェネシストがその個性を発揮
                   する重要なポイントである。


・ウォークライダンス概要

 リズムは先に述べた通り、「ハーイハーイハーイハーイ トントントントン」である。この「ハーイハーイ」の部分と「トントントントン」の部分で違う動きをするが、全体ではこの二種類しかない。

 前半部の「ハーイハーイハーイハーイ」では、まず両手を高く上げ、指先までピンと伸ばす。そのまま1・2・3・4のリズムで両手を左右に振り、同時に腰を逆方向に振る。左・右・左・右の順番。

 後半部の「トントントントン」は手を下ろし、フリッパーをつけたまま片足立ちで四回ジャンプする。手は上腕部分は胴体に付け、肘から下は若干横に広げる。

 この繰り返しであるが、「ハーイハーイ」の部分はできる限り大声でテンションを上げ、「トントントントン」の部分は逆にテンションを少し落とすのがコツ。この緩急がリズムを生み、精神をトランスさせるのに役立つのである。


・実際に楽しむために

 とりあえず二人いればできるスポーツなので、まずは相方を探すところから始めよう。相方が見つかったら次は道具集めだ。できれば専門店でちゃんとしたモーニングスターやフリッパーを購入するのが望ましいが、なければ市販の大きめの魚捕り網や紐で代用しよう。ただしフリッパーは最重要アイテムなのでこれだけは正式なものを入手することをオススメする。早いうちから慣れておけば、後々困ることもない。バレーボールはどこにでもあるからそのへんで手に入れてくれば良いだろう。

 コートもわざわざ正式なものを使う必要はない。慣例通りにドッヂのコートで代用するのもいいし、なければ適当に決めたエリア内でやろう。野サッカーと同じである。そのあたりは二人の相談と同意で決めてしまうといい。

 それからウォークライダンス(試合開始前の舞い)となるわけだが、舞いは動きもリズムもシンプルなのであっという間に覚えることができるだろう。無駄に思うかもしれないが、単調なリズムが過度な緊張感を奪うため、試合前の精神の昂ぶりを抑えるには非常に効果的だ。ここで相手と同じ動きをして精神をシンクロさせることも重要である。

 ウォークライダンスが終わり、フリップ オア フロップで攻守を決めたらいよいよゲーム開始だ。アタッカーとなった場合は、相手が捕りにくく、かつ避けにくいポイントを狙ってボールを投げよう。互いに慣れないうちはいきなりウェイクアップゾーンを狙う必要はない。ボールのコントロールに自信がないことも多いだろうし(バレーボールは思ったより投げにくいものだ)、素直に体の真正面を狙っておけば問題はない。ただしあまり嫌なポイントばかり突いていると相手と喧嘩になる恐れがあるので程々に。あまり強い力でブレイクしても同様なので注意すること。

 一方でディフェンシストだが、こちらはフリッパーとテイルのせいで想像以上に動きにくいことを実感すると思う。普通の格好ならひょいと避ければそれまでなのだが、二重の枷のせいで最初は動くことすらままならないだろう。フリッパーをつけたまま機敏に動くのはアマチュアレベルでは難しいので、こちらも素直にその場にどっしり構え、モーニングスターで捕球することに集中した方がいい。テイルのことも二の次と割り切ってしまおう。網を使ってボールを捕るのは難しいが、逆にネッティングが決まれば快感だ。正面からボールが来た場合はグリップの長さもあいまって捕りにくいが、持ち方を工夫すればびっくりするほど楽に取れるようになる。ガイドブックを読んで研究すると一気に捕球率が上がり、ゲームもどんどん楽しくなるだろう。

 基本的には単純なボール当て&ボールキャッチなので、小難しいことを考えなくても十分に楽しめる。ヒマな友人を誘い、適当な場所で好きな時に遊ぼう。ただし道具類の携帯と、周囲への配慮だけは忘れてはならない。ルール上ブレイクスルーが頻繁に起きる競技なので、外れていったボールが通りすがりの人に当たりでもしたら最悪だ。周囲に被害が出ない場所であることを確かめ、二人揃ってウォークライダンスで気分を高めたら、さあ、思う存分にレッツ・プレイ・ジェネシス!
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by hpsuke | 2007-11-27 10:24 | 漫画
[同人音楽] 本日の収穫物~Over DARAKE, over MELON.

千夜一夜~Alf Layla wa Layla~

(東方紅魔郷漫画+紅魔系音楽CD・http://remilia.sc/

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東方華想神月
(東方アレンジアルバム・舞風

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異国 totsu-kuni
(オリジナルボーカルアルバム・mimei

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東方見聞録 三ノ巻
(東方アレンジマキシシングル・Key Music


 英語のサブタイトルに意味はありません。

 今日は給料日ということで、仕事帰りにそっちの店に繰り出してみました。というのもつい昨日、日ハムのパレードに合わせてまんだらけでセールをやっていたので、同人音楽CDの入荷がそれなりにあると聞いていたからです(まぁその大半は東方系で、私は半分以上持ってるんですけど)。あとオタクエリアに新規オープンしたブックオフで探し物をしたかったというのもあります。

 そしてまずまんだらけで、まず前々から欲しいと思っていた「異国」を発見。某有名同人音楽レビューサイトさんで激押しされていた上、実際にサイトを覗いてなかなか良さげな感じだったので気になっていたんですよね~。知った頃には当然売り切れてなくなっていたわけですが。偶然とはいえ手に入ってラッキーであります。

 さらに東方系をチェックしているうちに以前ボーカルスレで絶賛されていた「華想神月」もゲット。12月頭には各ショップに再入荷されるようですが、でも何度も足を運ぶのはちょっと勘弁、ということで。ついでに「見聞録」も入手。これは例大祭2の時「発表CDをコンプリートしようとしてできなかったシリーズ」なので名前を覚えていたんですよ~。って発表日時をチェックしたらなんかズレてるぞ? あれ? 記憶違いでしたか。ともあれ「異国」で舞い上がっていたのであまり気にせず購入してしまいました。

 次は場所を移動し、さらなる腐臭のする穴へ。購入予定のものは特にありませんでしたが、一応念のためのチェックです。で、先日話に出た「千夜一夜」を発見、あまりに「もしこれを買わずに放置したあとで評判になって欲しくなってもどこにも売ってなくて再販もする予定がなくてオクではすごい値段がついててどうしようもなくて悔しい思いをするかもしれん」臭いが漂っていたのでつい大奮発してしまいました(笑)。同人音楽は欲しい時が買い時、一期一会を地で行く世界ですからね……迷うくらいなら買っちまえ! と。

 ちなみに咲夜とレミリアがどうちゃらには全く興味はないのですが、装丁は凝ってて良いですね。私にとって咲夜とは永夜抄の貧弱自機やLuna殺人ドールのことだし、レミリアといったらLunaの数々の鬼弾幕のイメージしかありません。Lunaマイスタは結局一度でも取得できたことがあったっけ……? 紅色の幻想郷Lunaなら4~5回くらいは取得してるけど。
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by hpsuke | 2007-11-26 00:22 | 同人音楽
[雑記] 読むことこそが書くための力となるのに
 最近読んだ本の感想などを唐突かつ簡単に。


 陰日向に咲く/劇団ひとり

 ちょっと前に巷で話題になっていた、ソロ芸人・劇団ひとりの処女作。全く別の五つの短編からなる短編集ですが、各ストーリーの間は登場人物がかなりかぶっており、世界が全て繋がっています。読後の感想としては、「めちゃくちゃ素朴だ~」かな(笑)。ぶっちゃけ文章力や技法、コウ勢力などの面で言うならまだまだアマチュアレベルではあるのですが(「劇団ひとりが書いた」という触れ込み無しでは話題にならなかったかも)、センスは強く感じます。特に滲み出てくるブラックユーモア、悲しみや切なさをお笑いに転化する手腕はなかなかのもの。あと三~四作書いたらぐっと化けそうです。


 探偵ガリレオ/東野圭吾

 流行りもの第二弾。こちらは現在ドラマでやってる「ガリレオ」の原作です。といってもドラマ版とはあまりに設定や話が違いすぎていてつい笑ってしまいますね。いかにドラマ版が地味な原作を「派手に」「画面栄えするように」「視聴者が喰い付きやすいように」腐心してアレンジしたかがわかって非常に参考になりました。もちろん原作の方が良いとか、ドラマ版の方が良いとか、そういう話ではありません。そんなん好みだべさ。

 ミステリとしては、いたってオーソドックスというか、あまりにもクラシックな構成。こういう本格的なの読んだのは久々だなぁ(笑)。例によって例のごとくの職人技で実に手堅くまとまっています。東野先生はほんと何でもそつなくこなすのが凄い。でもあまりにクラシックな探偵ものすぎて、ドラマ版の派手でオシャレな世界を求めて逆流入してきたファンには向かないかもしれませんね。

 ちなみにこの本最大の見所は文庫版の解説。これはもう一読あれ。私は爆笑が止まりませんでした……今となってはなんて皮肉だ!


 マリア様がみてる 薔薇の花かんむり/今野緒雪

 ちょっと前にブームが来てたアレ。実はちゃんとシリーズをおっかけていたりします(笑)。ただ、すでに惰性で読んでいるところがあるので、今後はちょっと考えようかな……図書館で読めれば良いんですけど、あーゆーとこってラノベ置いてないしなぁ。

 内容の方は、つぼみのお二方がどちらも高校生離れした完成度を見せ付けてくれているので、ちょっと物足りないですね。もっとこう、うじうじしたりいじいじしたりもじもじするようなのを期待してたのに(?)。だんだん登場人物のスーパー化、インフレ化が進行しているのが気にかかります。どっちを向いても見目麗しい完璧超人ばっかりだよ(由乃を除く)! こんな高校生いねえ!


 同人音楽を聴こう!/三才ブックス

 恐らく世界初の音系同人専門ムック。ついに音系同人業界も、一冊の本としてこういうのが出版されるまでに至りましたか……。業界を脇から見守るいちファンとして、とりあえず祝っておきます。おめでとうございます! ただ、あんまりメジャーになりすぎるのも、「同人」という観点からするとそこまで望ましいものでもない気はしますけど。インタビューで茶太さんも言ってますけど、良くも悪くも「やりたいことをできる」のが同人という世界ですから。商業とは一線を引いて考えないとドツボに陥りそうな気がします。

 そういう話はともかくとして、読んでいる間は幸せでした。良いですね、こうマニアックすぎて誰もついてこれないような話をさも当然の空気のように語っている空間って! 先日のミスチルのライブで感じた幸福感と同じです。これを感じられただけでも買った価値がありました。


 ユリイカ11月臨時増刊号 荒木飛呂彦―鋼鉄の魂は走りつづける/青土社

 巷で噂のジョジョ総力特集号。荒木先生の対談(≠インタビュー)をはじめとして、文章による硬派な考察・批評・感想その他を一冊にまとめた本です。スタンド図鑑やジョジョ立ちのヒストリーもあり。

 世間ではどうも過敏なファンが拒絶反応を示すことが多いようですが、私は普通に楽しめました。こういう風に何かを深く読み解く作業が大好きなもので(笑)。特に「奇跡について」と「D/J」は良いですね。作品のファンを名乗る者は作品の魂を見習い実践しようと努力すべきであるという考えには深く共感します。私は藤田和日郎信者を公言してはばからない人間ですが、それは単に作品が大好きですよという主張のためだけに言っているわけではなくて、私は藤田作品で描かれている魂を生き方のひとつの指標にしていますよ、という意味も込めているつもりです。もともとは宗教がその役割を担っていたんでしょうが、私は無宗教なもので、だからこそ藤田和日郎という漫画家の作品を信仰しその代役に充てているのです(ゆえに「信者」なのです)。所詮漫画のキャラクターはフィクションであり現実で直接真似できるようなものではありませんが、理想としておくだけならなんの問題もないでしょう。

 話が脱線しすぎた……元に戻します。冒頭の対談は、確かに金田女史の暴走腐女子語りにびっくりしましたが、しかしよくよく見るとどこにも「インタビュー(=荒木先生メイン)」とは書いてないし、そもそも「男たちの奇妙な愛情!?」とサブタイトルが予め示されているので騙されたわけでもなんでもないんですよね。これが「荒木先生インタビュー」という企画名だったら詐欺に近いと言われても仕方ないんですけど、今回の場合はタイトル通りの企画が行なわれただけですからねー。私があれこれ言う筋合いはないわな。
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by hpsuke | 2007-11-24 03:09 | 雑記
[漫画] 週刊少年サンデー2007年度第51号リハビリ感想
ワイルドライフ:
 ドラマ化は良い意味での原作破壊に期待したいところ。はっきりいって原作はあまり好きではないし出来も良くないと思っているのですが、取材力だけは確かにあるので、NHKアレンジがかなり似合いそうだと思うんですよね。過剰で引き気味なギャグを中和しつつ、本題である動物関連の描写をグレードアップさせられれば映える余地は十分にありそう。まぁ私はいつものようにメディアミックスものは見ないと思いますけど。

結界師:
 先週の引きからはどうなることかと思いましたが、意外と丸く収まってほっとしました。どう見ても良守より正守の方が主人公っぽく見えますけど。「サムライうさぎ」のごっちんと千代吉みたいなキャラ位置でしょうか?

クナイ伝:
 どんどんアルバトロス臭が濃くなってきております。最初からこういうコンセプトの漫画ってことで始めちゃえば、ここまで気にならなかっただろうとは思いますが。これはメリハリがないのが原因でしょうね……。ほのぼのラブ要素と少年漫画的バトル要素は両立させないと「日常と非日常」というモチーフが表現できなくなってしまいます。ってこの手のことは「アルバトロス」の時にも言った気が。

 ともかくこれだけは言わせてもらわねば。「お兄ちゃま」などと呼ぶ妹は幻想だ!!

ガッシュ:
 なんだか釈然としないまま終わってしまった印象だなぁ……。ガッシュの覚悟がみんなの力を引き出した、までは良いんですけど、やっぱり最後は主人公に決めてほしいというか。そのへんをブラゴで処理するのかな。

金剛番長:
 他力本願なのは事実かもしれないけれど、国を救わなくてはならないという使命感を強く持っていた場合、「一人でやる」と「みんなでやる」のどちらを選ぶかというと、確率論的に後者を選択するのもアリだと思うんですよね。なんて言えば良いんでしょうね、ここ数週の「ガッシュ」で、ガッシュが「王を決めるための戦いは一対一で戦うのがスジなのだ」とか言って仲間の助けを拒否し、その結果敗北して魔界消滅、では本末転倒みたいなもんで……。23区番長計画の問題点は他にあるのであって、そこはツッコむポイントとして少しズレているような気がしてなりません。金剛番長の言うことは基本的にスジが通っているので好きなんですが、こればかりはちょっとひっかかったり。

メテオド:
 今回のデブリの気味の悪さはピカイチでした。人食いの事実をすっかり忘れて怒って帰る十威という表現も不安定さ(人離れっぷり)を上手く表現できていたと思います。

犬夜叉:
 ひとりで待つのよ七宝 あんたを置いていくのは珊瑚であり……弥勒であり あたしのカレシ犬夜叉…… 生きのびるのよ あんたは「希望」!!

 ……ちょっとマジで犬夜叉一行が敗北、託された七宝が奈落を倒す展開でも良いような気がしてきた!

お茶にごす。:
 評判は…ボロボロになっても… ブルーくんの迷走は誰にも止められないよ…

 いやもうホント誤解ものは大の苦手なので勘弁してください。ブルーとの関係がこじれてからこの漫画を素直に楽しめなくなってきた気がする。

魔王:
 変態だーーーーーー!!!
 それはともかく、この漫画が各勢力・キャラを虫になぞらえているのはどうしてなんでしょうね。ひとつのシンプルな目的に向かって突き進み、そのための機能だけをシャープに持ち合わせている様を虫になぞらえているんでしょうか。そしてそれなら安藤は何になるんだろう?

 ……と思ったけど、これは原作(「魔王」じゃなくて「グラスホッパー」の方)がそうなってるから、というだけの理由か。今度原作読んでみようかなー。どうせ漫画を楽しむのに支障はないだろうし。

あいこら:
 鳳編・完。落ち着くべきところに綺麗に落ち着いたな、という印象です。さて、残るは……。


 なんか再び文句が多くなってきた気がする。いかんのう。
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by hpsuke | 2007-11-23 21:22 | 漫画
[同人音楽] 2007年夏コミ~2007年11月までの茶太さんの新曲一覧
 今日はあの日ということで、恒例の茶太さん新曲まとめ。夏の肉欲祭から11月現在までの参加CD・新曲の一覧です。毎度のことですが、今回も「限定発表で入手困難だったのが一般に入手しやすくなったケース」も一覧に含んでいます。要するに「プチタミ」や「二人の見る世界」のことです。


商業曲

株式会社ランティス「うたたね」(2007年8月22日)
  • うたたね(Tr.01)
  • まどろみ(Tr.02)

AXLFull throttle」(2007年8月24日)
  • プチタミ(Tr.08)
  • 二人の見る世界(Tr.14)

株式会社ランティス「Clear -クリア- ボーカルミニアルバム」(2007年9月26日)
  • One-way Shining(Tr.04)

CROSS NETクロスネットボーカルコレクション」(2007年9月28日)
  • Mint Kiss(Tr.04)

暁WORKS僕がサダメ 君には翼を 初回特典オリジナルサウンドトラック」(2007年10月26日)
  • 君と二人で...(Full ver.)(Tr.36)

Key Sounds Labelメグメル/だんご大家族」(2007年10月26日)
  • だんご大家族(Tr.02)
  • だんご大家族 -TV animation Ver.-(Tr.04)


インディーズレーベル曲

iyunalineマジックチャンネル」(2007年8月17日)
  • パ・パ・パ・パンダ(Tr.04)
  • ミホ(Tr.09)
  • うみがめのなみだ(Tr.13)

my sound lifefundamental」(2007年10月8日)
  • 欲(Tr.02)
  • 距離(Tr.03)
  • 背中(Tr.04)
  • 手(Tr.05)
  • 交差(Tr.06)
  • 軌跡(Tr.07)


同人CD収録曲

ウサギキノコたぶん青春」(2007年8月17日)
  • ぼく(Tr.01)
  • 一夜漬け(Tr.02)
  • たぶん青春(Tr.03)
  • 自己嫌悪(Tr.04)
  • ひとつだけ(Tr.05)
  • きみ(Tr.06)

Gungnir over rev背徳の灰女サウンドトラック」(2007年8月17日)
  • UNTIL(Tr.02)

CLOCK MUSIC駿太/雪の轍」(2007年8月17日)
  • 駿太(Tr.01)
  • 雪の轍(Tr.02)
  • 駿太 -Q flavor Remix-(Tr.03)
  • 雪の轍 -高田詩緒 Remix-(Tr.04)
  • 雪の轍 -Q flavor Remix-(Tr.05)

Barbarian On The GrooveDragon Valley Arco-Iris」(2007年8月17日)
  • 泡沫 -ウタカタ-(Tr.10)

emrootsLiberty2 -season of the love-」(2007年8月17日)
  • tiny tiny brave*(Tr.02)

うんちく商事Luxsius」(2007年8月17日)
  • Faraway(Tr.01)
  • ドタバタメイド喫茶(Tr.02)

PROJECT YNP「命短したたかえ!乙女 ~戦略はじめました~ Ver0.1」(2007年8月17日)
  • 不絵州手意羽流(同人ゲームの主題歌)


デュオ・コーラス等での参加曲

FortunellaFate/Gilgamesh night(同人ボイスドラマCD)」(2007年8月17日)
  • 運命(主題歌、コーラス)

WAVE夜を越えて」(2007年8月17日)
  • More / The Lorelay - Again With The Melodies(Tr.04、ゲストボーカル、「WHITE AVALON」収録のもののリマスタリング)


未発表曲

株式会社フロンティアワークス「こころむすび~ハジマリ~」(2007年8月17日)
  • 祭囃しが聞こえる(Tr.02、メドレー中)

TVアニメこどものじかん」(2007年11月17日)
  • やさしい(第6話ED)


 リミックスやコーラスを除けば今季の純粋な新曲は全30曲。相変わらず歌いまくりです。一見のんびりマイペースで活動しているように見えますが、実は一般のプロミュージシャンの新曲リリース速度とは比べものにならない勢いでどんどん新しい歌を歌っているんですよね……。歌う方にとっても集める方にとっても恐ろしいことです(笑)。

 私は「不絵州手意羽流」「運命」「こころむすびのメドレー曲」「やさしい」以外は全て入手して聞きましたが、中でも気に入ったのは「うたたね」「一夜漬け」「雪の轍」「君と二人で...」などでしょうか。量は多くても不発気味だった前回に比べ、今回は「うたたね」をはじめとした商業曲がかなり頑張っている印象です(個人的に最近手に入れた「step of cloud」も含め)。もちろんCD単位で言うならダントツに「たぶん青春」が好きなんですけどね。流石本家。あれはミスチルの「深海」同様、あの6曲をワンセットで聴いた時に初めて本当の味が出てくるアルバムじゃないかな、という気がします。各トラックを単体で聴くのも良いけども。ま、このへんの話はまたあとで。

 では以下、おまけとしてこの時期に公開・再録された過去音源のまとめも記しておきます。「超!アニメロ」の楽曲データ販売は現在一時停止しているので注意。


旧作の再販・再公開など

少女病unify」(2007年8月17日)
  • Imaginary affair(DISC1-Tr.08、「reverence」収録のものと同じ)
  • Love Flavor(DISC2-Tr.08、「admiration」収録のものと同じ)



 なお余談ですが、茶太さん関連企画として某所にしょーもないものをアップしてみました。内輪ネタ満載なので外部を巻き込んで大々的にやるつもりは毛頭ありませんが、いつか「解る誰か」が偶然発見して楽しんでくれたら嬉しいな。

(20080120追記:見落としていた「クロスネットボーカルコレクション」の情報を追加しました)
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by hpsuke | 2007-11-21 04:38 | 同人音楽
[漫画] 週刊少年ジャンプ2007年度第51号リハビリ感想
ムヒョ:
 西先生にとって「囚われのヒロイン」は必要不可欠なんだなぁということがよくわかりました。エンチュー編でもやってたし、きっとこれからもやるでしょう。そう、これからも、きっと。囚われのヒロインを。きっと。(?)

ワンピース:
 「ワンピ」には「『バン!』『ドン!』というコマにおいて歯抜け状態でノビているキャラは再起不能(リタイヤ)」という法則がありますが、今回のを見る限りモリアがこれで再起不能なのかどうかは微妙ですね。『バン!』『ノビている』という条件はクリアしていますが歯が欠けていないのです。でもその前のグロッキー状態のコマでは歯が欠けているのが余計ややこしい。

ネウロ:
 弥子の成長が頼もしい。春川の話が出たことといい、おっさんはあの本城博士なのかな。そうなら中途半端にホームレスをやっている動機も説明つきますし。

こち亀:
 バイオBB弾のアイディアは実現しないかな。種を入れるのは無理でも肥料とか。

To LOVEる:
 もういいからそこでちゅーしちゃえよちゅー! えぐり込むようにして撃つべし! 撃つべし!

サムライうさぎ:
 相変わらず伏線が思いもよらない方向に結実しますね、この漫画は……。摂津は弱いという伏線がこんなに熱い話に繋がるとは。こういう風に、「一見ギャグにしか見えない設定をシリアスに突き詰める」姿勢は大好物です。それに、同じコンプレックス持ちとして、今週の話は非常に共感値が高かったからなぁ。ちょっと泣きそうになりました。

SKET DANCE:
 一瞬何があったのかと思いましたが、番外編だったんですね(笑)。浪漫を野放しにすると話として成立しないのか、これは逆にレギュラーの座からは遠ざかってしまったかな。彼女が毎回登場するようになると、この漫画作品自体が成立しなくなってしまいますから。ここまでパワーのあるキャラはめったにいないYO!

P2!:
 ヒロムがアキラを睨んでいるコマが怖いな、いろんな意味で。小学生時代の乙女のヒロム睨みの時は、『睨む』という行動が持つ意味が結構洒落にならなかったものだし。

ベルモンド:
 ぬう、やはり打ち切りか。お疲れ様でした。正直「作者の漫画力が拷問ものというアイディアについていけなかった」のが敗因だと思うのですが、逆に言うならアイディア自体は良かったわけで。画力、構成力、ストーリー力などの漫画力を上げてのリベンジ、お待ちしております。
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by hpsuke | 2007-11-20 22:12 | 漫画
[雑記] もう恋なんてしない、なんて贅沢が言える身分なら良いけれど
 人の恋愛話になんぞ巻き込まれるべきではないと実感。徒労ばかりで良いことなど何一つありませんね……。いつまでも(別れ)話は進展しないし、いくら言っても聞かないし、経験ゼロで満足なアドバイスもできない自分への無力感ばかりが募るし。私は他人の幸せそうにしているところを見るのは大好きですが、他人の恋愛の一番酷い部分について、ただただ辛いだけの貧乏くじを引かされるのはちょっと勘弁してください、としか言えません。自分に関係することならどうなろうと甘受するだけですが、自分には関係ない第三者同士の話でここまでされるとなあ。

 恋愛ってこんなもんなのかなぁ、女の子ってのはここまで恋愛が大事なのかなぁ……非モテの私にはようわからん。良いところなどひとつも知らないまま、嫌な面だけを立て続けに見せられたら、そら嫌気も差すよ。
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by hpsuke | 2007-11-19 21:20 | 雑記
[漫画] 週刊少年サンデー2007年度第50号リハビリ感想
 漫画以外の記事を書くどころか、結局こんなに遅くなってしまった……ごめんなさい。短縮版です。書きたいことはたくさんあるんだけどなぁ。来週・再来週はもっと忙しくなるので、さらに簡単に済ませる可能性大。

ケンイチ:
 良い後日談でした。最初から最後まで、まるで少年漫画の教本と戦っt…少年漫画の手本のような良いエピソードでした。やっぱり信念と信念のぶつかり合いですよね、少年漫画というのは。

結界師:
 ちょ、マジで兄弟が合体してたのか! 六郎仲間入りフラグの入り口に見えますが、この漫画のことだからどうなることやら。正守はもうこれ以上傷つける気はないでしょうけど、六郎の方から悲劇的な結末を招きかねないからなー。

ダレン:
 なるほど、これなら原作ファンも納得ですね>エバンナ。原作リスペクトが感じられます。新井先生は「醜く描いた方が良いところはきちんと醜く描く」ことができるのが素敵です。「醜いところも可愛らしく描かれなければ気が済まない」オタクのみなさんには酷だったかもしれませんけどね。世の中そうそう都合の良いことばかりじゃないのだ。

ガッシュ:
 コルルに格の違いを見せ付けられたティオを見ていて、なんとなく「ハチクロ」の山田さんを思い出してしまいました。たとえどんなに可愛くても、どんなに優れた能力を有していても、どんなに長い時間を共にしていても、負け犬は負け犬でしかないんですよね、恋愛って……。残酷なものです。

 それにしても、魔界にいる魔物たちの魂が全員この戦いの一部始終を見ていたとすると、これは誰もが新しい王の決定に従わざるを得ませんよね。魔界に帰ったあと、リオウの親族のようなバカ親が不服だと言って暴れ出したらどうするんだろうと思っていましたが、こうやって守ってやることで「恩を売」ってしまえば、そういった連中から新王に逆らう大義名分を奪い去ってしまうことができます。もしやクリアはそのために悪役として生み出された存在なのでは……というのは考えすぎでしょうか。

MAJOR:
 ひいい、痛々しい。

金剛番長:
 往田の見事なまでのかませ犬っぷりに涙。今後プロデビューした時、今回の傷は鷹村の熊の爪跡みたいなトレードマークになったりして。見開きの一句は素敵でした。

クロスゲーム:
 壁さんの解説を読んで、やっとモヤモヤの正体がわかりました。感謝感謝。そう、名前を伏せられていたことがとても大きかったんですよね……。

メテオド:
 花京院ッ! と呼ばせていただこうッ!

お茶にごす:
 どんどん泥沼にはまってゆく樫沢と夏帆がおかしいやら痛ましいやら。でも夏帆=野良犬は結構的を得ている表現な気がします。私は野良犬を一度も見たことないので想像ですけどね。ほら、北海道だとね、大きくなる前に死んじゃうんですよ、冬に……。

絶チル:
 今回のエピソードはギャグとシリアスの配分が絶妙で面白かった。「絶チル」はどうも全般的に大局を見据えすぎて個別のエピソードが疎かになっている印象でしたが、今回くらいの比率が一番良いですね。

兄ふん:
 変化球に見えて直球にえろいぞ、これ!

あおい坂:
 読んでてちょっと震えました……。この世の甲子園漫画全てを説明できる名言です。それどころか、「甲子園」を違う言葉に置き換えれば少年漫画全てを説明できるかもしれない。なぜ少年漫画の主人公たちは戦い続けるのか、その答えが的確に表現されています。良いなぁ。あと問いかけを発する時のバンソコの表情も良いなぁ。お互いに極限だからこそ、本質を突いた受け応えができるのです。
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by hpsuke | 2007-11-18 23:37 | 漫画



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